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ハタラキアリの徒然日記

働く中で気づいたことについて書くブログです。仕事での「気づき」やビジネス書の書評などを書いています。

ビジネス

「ビジネス」とはジレンマを解消することなのです。

ジレンマとは

同時には満たすことのできない2つの項目の組み合わせのことをジレンマといいます。

「痩せたいけど食べたい」「単位はほしいけど勉強はしたくない」「お金はほしいけど働きたくはない」などのことです。

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ジレンマとは両立しない感情の組み合わせといったものですから、通常は両立させることはできません。痩せたいなら食べるな、単位がほしいなら勉強しろ、お金がほしいなら働け、ということになります。

ちなみに、両方失敗することはあります。食べなかったのに痩せなかったとかですね。

取捨選択でジレンマを乗り越える

ジレンマを乗り越えるための最も簡単な方法は取捨選択をすることです。

「痩せたいから食べない」「単位がほしいから勉強をする」「お金がほしいから働く」という選択です。

我慢さえすれば望むものが手に入るわけですから、何もしないよりは生産的であることが多いです。

私は馬鹿の一つ覚えのように「Not To Do が大事」と言って取捨選択をしてきました。

大学生特有のモラトリアムを満喫したくなかったわけではありませんが、スキルがほしかったのでひたすら働きました。「働きたくないけどスキルはほしい」というジレンマにおいて、あきらめて働くことを選びました。

こういった選択ができるのは、「痩せたい」「単位がほしい」「お金がほしい」という欲求が極めて強いか、「食べない」「勉強する」「働く」といったコストが低く感じるかのどちらかの場合だけです。

言い換えるなら、正のモチベーション(~したい)が負のモチベーション(~したくない)を上回れば行動ができることになります。*1

行動: 正のモチベーション>負のモチベーション

ジレンマに悩んでいるときは、正のモチベーションと負のモチベーションのどちらに問題があるのかを見極めたうえで対処をしなければ、行動にはつながりません。

サポートとビジネスの違い

職場でも大学でも、後輩がジレンマに悩んでいるときはそっとアドバイスをしてあげます。

「本当にやりたいことがあるなら、ほかの部分では我慢しないと。ここで踏ん張れば目標に到達できるよ。」と言います。

この助言によって後輩が成長した場合、成長を支えたのは後輩自身の覚悟です。

こういった意思決定を促すのはサポートです。成功に寄与したのは本人の意思決定や努力ですから、サポートは報酬の対象になりません。

一方で、ジレンマを無理やり解消することができた場合は、成功に寄与したのは本人の意思決定ではなく外部からのサービスです。

成功に寄与しているため、ジレンマを解消するサービスは報酬の対象になります。これをビジネスと呼びます。

ビジネスとは、「食べても痩せられる製品」「勉強しなくても単位が取れる方法」「働かなくてもお金がもらえる方法」を提供することだということです。

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これらを提供することができたら人びとはお金を支払うことになるのです。

食べても痩せられるんだったらほかの食事より割高でも買おう、勉強しなくても単位が取れるならアルバイトで稼いだお金を支払おう、働かなくてもお金がもらえる方法を教えてくれるなら有料でもセミナーに参加しよう、ということです。

ただ、どれも少しうさんくさいですよね。ジレンマの解決、すなわち、ビジネスの開発はそれだけ難しいということなのです。

*1:厳密には正のモチベーションの値の絶対値、負のモチベーションの値の絶対値ということになるのでしょうか。